稲城市の吹奏楽情報|活動中の一般吹奏楽団と、部活動の地域展開はどこまで
この記事は東京都稲城市の吹奏楽情報ページです。この町で活動している一般吹奏楽団と、稲城市の公式サイトに公開されている中学校部活動の地域展開(地域移行)の情報を、スイラボ編集部が2026-10-21に確認してまとめました。内容は公式ページや各団体の発表をもとにしており、確認できていない事項は「確認できていない」と書いています。

稲城市の中学校で、子どもが吹奏楽部に入って楽器を始めたばかりというご家庭もあると思います。週末に地域の楽団で吹きながら、教え子や後輩たちの部活動の行方が気になっている大人の方も多いはずです。この記事では稲城市の方針で決まっていることと、まだ確認できていないことを分けて整理し、吹奏楽部のこれからを一緒に考えます。
稲城市で活躍する一般吹奏楽団
稲城市を拠点に活動している一般の吹奏楽団を、各団体の公式ページや自治体・ホールの案内で確認できた範囲で紹介します(2026-10-21確認・1団体)。学校の部活動のあとも、この町で吹き続けられる場所です。
| 団体名 | 種別 | 練習場所 | 主な活動 |
|---|---|---|---|
| 稲城市青少年吹奏楽団 | 一般(年齢を問わない・名称は青少年) | 稲城市立第四中学校または市内の公民館(平尾・押立エリア) | 定期演奏会(第39回は2026年6月21日)、平尾まつり出演(2025年11月9日) |
| 段階 | 方針公表済み(学校部活動を維持し、地域クラブ展開も併用) |
|---|---|
| 計画・方針の名称 | 稲城市立中学校部活動に関する方針 |
| 策定・公表 | 令和7年度(令和7年10月策定) |
| 目標・期限 | 令和8年度から令和13年度(部活動改革実行期間) |
| 地域クラブ・受け皿 | 団体数・名称の記載なし。4つの体制(単独部活動・合同部活動・拠点校方式部活動・地域クラブ展開)で取り組む。地域クラブ展開は、学校で部活動として実施できない種目について、稲城市スポーツ協会等に加盟している地域クラブ等を部活動として認定する仕組み |
| 文化部・吹奏楽の記述 | 令和6年6月の学校部活動実態調査の対象は「運動部44部、吹奏楽部3部、計47部」。令和5年6月の調査は文化部29部が対象。部活動指導員・外部指導者の配置協力を市の芸術文化団体連合会などに依頼すると記載 |
| 楽器の記述 | 楽器そのものの記述はなし。地域団体・企業・大学などと連携して活動する場合に生じる活動場所や用具の確保などの費用は、基本的に保護者負担とし、受益者負担のあり方を研究する。企業版ふるさと納税や寄付の活用も検討 |
| 費用の記述 | 外部指導者Aの報償費は、令和5年度から1回2,300円を1時間1,300円へ増額。令和8年度の募集も報酬は1時間あたり1,300円(交通費の支給なし)。合同部活動・拠点校方式部活動で生徒が学校間を移動する費用は保護者負担 |
| 担当 | 稲城市 教育部 教育企画課(電話 042-378-2111) |
| 公式ページ | https://www.city.inagi.tokyo.jp/kosodate/kyouikuiinkai/1013172.html |
「稲城市立中学校部活動に関する方針」を令和7年10月に策定しました。
令和8年度から令和13年度までの6年間を新たな「部活動改革実行期間」に位置づけ
学校部活動は、教職員の働き方改革を図りつつ、現在の体制を維持します。
東京都の方針(市町村の土台になるもの)
東京都は「学校部活動の地域連携・地域移行に関する推進計画(令和7年3月改訂版)」(令和7年3月改訂(当初は令和5年3月策定))を示しています。市町村の取り組みはこの県の方針を土台に進むので、要点を表にまとめます。
| 県としての段階 | 改革推進期間(令和5〜7年度)、地域連携・地域移行を段階的に推進 |
|---|---|
| 文化部の扱い | 文化芸術活動も対象。吹奏楽は試行実施をとおして、事業委託により専門的な指導が可能であることを確認。専門的な指導力を有する人材を各学校の状況とマッチングして派遣し生徒の技能・意欲が向上したとする |
| 楽器の記述 | 確認できていません |
| 市町村への支援 | 区市町村への経費補助(部活動指導員・外部指導者の配置に係る経費を一部補助、総括コーディネーター等の配置支援、体制構築費用の支援)。指導者確保はTEPROサポーターバンク(登録サポーターを学校へ紹介する事業)への登録促進で対応 |
| 担当 | 東京都教育庁指導部指導企画課部活動振興担当(電話03-5320-7474) |
| 公式ページ | https://www.taiiku-kenko-edu.metro.tokyo.lg.jp/club_activity/local_clu |
事業委託により専門的な指導が可能であることが分かった
TEPRO サポーターバンクへの登録促進に取り組む
稲城市の吹奏楽部は、これからどうなるのか

公式サイトによると、稲城市は令和7年10月に「稲城市立中学校部活動に関する方針」を策定しています。令和8年度から令和13年度までの6年間を「部活動改革実行期間」に位置づけると書かれています。
方針では学校部活動を今の体制のまま維持するとされています。そのうえで単独部活動や合同部活動など4つの体制で取り組み、地域クラブ展開もその一つに数えられています。合同部活動や拠点校方式部活動で生徒が学校間を移動する費用は保護者負担です。
吹奏楽については、令和6年6月の実態調査の対象に吹奏楽部3部が含まれていると書かれています。部活動指導員や外部指導者の配置協力を市の芸術文化団体連合会などに依頼するとも記されています。
楽器そのものについての記述は確認できていません。地域団体などと連携する場合の用具の確保などの費用は、基本的に保護者負担とし受益者負担のあり方を研究すると書かれています。
スイラボは楽器こそ地域展開の穴になりやすいと考えています。学校の備品を地域の活動で使えるのかどうかは、早めに話し合っておきたい点です。参加費だけで楽器をそろえるのは難しく、家庭でどう用意するかも含めて考えておくと安心だと思います。
東京都の推進計画には、吹奏楽について「事業委託により専門的な指導が可能であることが分かった」と書かれています。稲城市が学校部活動を守りながら形を広げているのは、少子化で変わった社会に器を合わせる取り組みだとスイラボは受け止めています。
地域クラブになったとき、楽器はどうする?
部活動が地域クラブに変わるとき、いちばん現実的な問題が楽器です。学校の備品をそのまま使えるのか、クラブが自前でそろえるのか、個人で用意するのかは自治体や学校ごとに扱いが違います。稲城市の公式の文書に楽器の記述がある場合は上の表に載せています。
個人で用意する場合の選択肢は3つあります。楽団やクラブの備品を借りる、中古楽器を買う、月額制のレンタルを使う、です。続けられるか分からない最初の1年は、買わずに借りて様子を見る家庭も増えています。

東京都全体でスイラボに掲載されている吹奏楽団
稲城市の外にも通える範囲の楽団があります。東京都でスイラボに掲載されている一般の吹奏楽団は次のとおりです(掲載順・13団体)。
- 東京シティブラスオルケスター
- 板橋ブラス
- Rings Wind Ensemble
- Twinkling Winds Tokyo
- Marble Wind Brass TOKYO
- 杉並くじら音楽団
- 池上ウインドアンサンブル
- 狛江市民吹奏楽団
- Multiphonic Wind Ensemble
- すぎなみ彩楽ウインドシンフォニー
- Wind Ensemble GRIT
- 黒門吹奏楽団
- 西巣鴨発吹奏楽団ガモスイ
楽団の探し方や入団までの流れは 東京都で吹奏楽団に入りたい人のガイド にまとめています。
稲城市では方針が決まり、6年間の実行期間がこれから始まります。楽器の扱いや費用の分け方には、まだ決まっていない部分が残っています。
決まりきっていない今だからこそ、保護者や楽団の声が届く余地があるかもしれません。スイラボはコンクールの成績だけでなく、始める子と続ける大人が増えたかどうかでこの町の歩みを見ていきたいと考えています。
あなたの楽団・地域クラブも、スイラボに無料で掲載できます
地域クラブや一般楽団の情報は、その町で楽器を続けたい人の道しるべになります。掲載は無料で、練習場所・練習日・募集パートを載せられます。

この記事の考え方の土台は、服部悟『吹奏楽部の地域展開を考える問題集』(noteで無料公開)です。
出典と更新について
- https://www.city.inagi.tokyo.jp/kosodate/kyouikuiinkai/1013172.html
- https://www.city.inagi.tokyo.jp/cn/_res/projects/default_project/_page_/001/013/172/bukats
- https://www.city.inagi.tokyo.jp/kosodate/kyouikuiinkai/1004405/1004406.html
- https://www.taiiku-kenko-edu.metro.tokyo.lg.jp/club_activity/local_club.html
- https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/2025-09-04-215652-947
- https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/08_2_2
- https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/04_3_2
公式サイトの確認日は2026-10-21です。自治体の発表が更新された場合や、掲載内容に誤りがある場合は、スイラボのお問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正します。


