さいたま市の吹奏楽情報|活動中の一般吹奏楽団と、部活動の地域展開はどこまで
この記事は埼玉県さいたま市の吹奏楽情報ページです。この町で活動している一般吹奏楽団と、さいたま市の公式サイトに公開されている中学校部活動の地域展開(地域移行)の情報を、スイラボ編集部が2026-09-17に確認してまとめました。内容は公式ページや各団体の発表をもとにしており、確認できていない事項は「確認できていない」と書いています。

さいたま市で吹奏楽を続けるお子さんを、休日の練習に送り出している保護者の方は多いと思います。学校の部活動が休日に地域へと移っていく動きが、このさいたま市でも進んでいます。この記事では市の計画のなかで吹奏楽がどう位置づけられているのかを、公式の情報をもとに整理してお伝えします。
さいたま市で活躍する一般吹奏楽団
さいたま市を拠点に活動している一般の吹奏楽団を、各団体の公式ページや自治体・ホールの案内で確認できた範囲で紹介します(2026-09-17確認・6団体)。学校の部活動のあとも、この町で吹き続けられる場所です。
| 団体名 | 種別 | 練習場所 | 主な活動 |
|---|---|---|---|
| 埼玉ルミナス吹奏楽団 | 一般 | プラザウエストさくらホール(演奏会会場) | 定期演奏会(2月頃)、さいたま市民音楽祭などの市主催イベント出演 |
| 浦和交響吹奏楽団(スイラボ掲載) | 一般 | - | 定期演奏会、ファミリーコンサート、アンサンブル活動 |
| 大宮シティウインドオーケストラ | 一般 | 宮原・七里・片柳コミュニティーセンター、鈴谷公民館 | さいたま市民音楽祭参加、ミニコンサート、定期演奏会 |
| 与野吹奏楽団 | 一般 | - | 定期演奏会、各種イベント出演 |
| アルス ノヴァ ウインドシンフォニー | 一般 | - | 定期コンサート、依頼演奏、地域での音楽活動 |
| Wind Ensemble SORA | 一般 | - | コンサート、ファミリーコンサートの開催 |
| 段階 | 休日の地域展開を実証中(モデル校8校) |
|---|---|
| 計画・方針の名称 | さいたま市地域スポーツ・文化クラブ活動体制整備事業 |
| 策定・公表 | 令和5年度(協議会設置・事業開始) |
| 目標・期限 | 令和10年度までに市立全中学校で休日の地域クラブ活動へ移行、将来的に平日も移行を目指す |
| 地域クラブ・受け皿 | 令和7年度モデル校8校(片柳・大宮八幡・美園南・土合・柏陽・大宮東・植水・指扇)、地域クラブ活動98クラブ。統括団体はアーシャルデザイン(市が業務委託)、委託事業者に合同会社Fountainも参画 |
| 文化部・吹奏楽の記述 | 対象種目に吹奏楽を含む。運動部だけでなく文化部も対象とし、統括団体から派遣される指導員が休日に指導する。首長部局の文化振興課も研究協議会ワーキンググループに参加 |
| 楽器の記述 | 楽器の貸与・備品・費用負担に関する具体的記述は公式資料に見当たらない |
| 費用の記述 | 実証中は保険加入を含め会費を徴収せず実施(生徒のスポーツ安全保険800円/年は記載)。受益者負担は休日の地域展開実施時(令和11年度)に全校一斉導入する方針で、額・集金方法は今後アンケート等で検討中。実証段階では各家庭の経済的負担はない |
| 担当 | さいたま市教育委員会事務局学校教育部 教育課程指導課 中学校教育係 電話048-829-1661 |
| 公式ページ | https://www.city.saitama.lg.jp/006/008/002/012/004/017/p124024.html |
埼玉県の方針(市町村の土台になるもの)
埼玉県は「第2期埼玉県地域クラブ活動推進計画(前期:令和8年度~令和10年度)/第1期・埼玉県地域クラブ活動推進計画(令和6年3月)」(第2期=令和8年3月(2026年3月23日)策定、第1期=令和6年3月策定)を示しています。市町村の取り組みはこの県の方針を土台に進むので、要点を表にまとめます。
| 県としての段階 | 国の改革推進期間に対応し、休日の中学校部活動の地域移行・地域展開を実証事業で進める推進段階 |
|---|---|
| 文化部の扱い | 文化部も対象で吹奏楽部が含まれる。指導者確保のため『埼玉県地域クラブ活動等指導者人材バンク(文化芸術活動版)』を運用し、文化部活動インターンシップの対象に吹奏楽部等を明記 |
| 楽器の記述 | 確認できていません |
| 市町村への支援 | 中学校文化部への部活動指導員配置事業で経費の一部を補助、指導者人材バンク(運動・文化芸術)による指導者確保支援、市町村での地域クラブ活動体制整備の実証事業を実施 |
| 担当 | 教育局保健体育課 学校体育担当(地域クラブ活動)/文化部活動は教育局義務教育指導課 |
| 公式ページ | https://www.pref.saitama.lg.jp/f2211/tiikiclub.html |
第2期埼玉県地域クラブ活動推進計画(前期:令和8年度~令和10年度)
埼玉県地域クラブ活動等指導者人材バンク(文化芸術活動版)
さいたま市の吹奏楽部は、これからどうなるのか

さいたま市の公式サイトによると、市は令和5年度にさいたま市地域スポーツ・文化クラブ活動体制整備事業を始めています。いまは休日の地域展開を実証している段階です。令和7年度のモデル校は片柳・大宮八幡・美園南・土合・柏陽・大宮東・植水・指扇の8校と書かれています。対象種目には吹奏楽が含まれ、統括団体から派遣される指導員が休日に指導すると書かれています。統括団体はアーシャルデザインが市の委託を受けて担っていると書かれています。費用については実証中は会費を徴収せず行われていると書かれています。一方で楽器の貸与や費用負担については、公式の資料に具体的な記述が確認できていません。スイラボは地域クラブには楽器の問題がついて回ると考えています。学校の備品の扱いや、参加費で楽器をそろえられるのかという心配が残るからです。埼玉県は第2期埼玉県地域クラブ活動推進計画を令和8年3月に策定し、文化部の吹奏楽部も対象にしていると書かれています。指導者を確保するための人材バンクも運用されていると書かれています。公式にまだ決まっていないことは、遅れの証ではないとスイラボは考えています。決まっていない今こそ、保護者や楽団や指導者が関わる入口になると思います。
地域クラブになったとき、楽器はどうする?
部活動が地域クラブに変わるとき、いちばん現実的な問題が楽器です。学校の備品をそのまま使えるのか、クラブが自前でそろえるのか、個人で用意するのかは自治体や学校ごとに扱いが違います。さいたま市の公式の文書に楽器の記述がある場合は上の表に載せています。
個人で用意する場合の選択肢は3つあります。楽団やクラブの備品を借りる、中古楽器を買う、月額制のレンタルを使う、です。続けられるか分からない最初の1年は、買わずに借りて様子を見る家庭も増えています。

埼玉県全体でスイラボに掲載されている吹奏楽団
さいたま市の外にも通える範囲の楽団があります。埼玉県でスイラボに掲載されている一般の吹奏楽団は次のとおりです(掲載順・7団体)。
楽団の探し方や入団までの流れは 埼玉県で吹奏楽団に入りたい人のガイド にまとめています。
この町で音楽を始めたい子と続けたい大人がいる限り、場所のかたちが変わっても音楽そのものは続いていくとスイラボは考えています。公式にまだ決まっていない今だからこそ、保護者や楽団や指導者が声を届ける余地があると思います。まずは市の計画を一度のぞいてみるところからでも十分だと思います。
あなたの楽団・地域クラブも、スイラボに無料で掲載できます
地域クラブや一般楽団の情報は、その町で楽器を続けたい人の道しるべになります。掲載は無料で、練習場所・練習日・募集パートを載せられます。

この記事の考え方の土台は、服部悟『吹奏楽部の地域展開を考える問題集』(noteで無料公開)です。
出典と更新について
- https://www.city.saitama.lg.jp/006/008/002/012/004/017/p124024.html
- https://www.mext.go.jp/sports/content/20260731-spt_oripara-000028766_9.pdf
- https://www.city.saitama.lg.jp/006/008/002/012/004/017/p098511.html
- https://www.pref.saitama.lg.jp/f2211/tiikiclub.html
- https://www.pref.saitama.lg.jp/f2214/kyouikukatei/bunkabukatudou.html
- https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/111413/shinhoushin.pdf
- https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/256752/suishinkeikaku2-1.pdf
公式サイトの確認日は2026-09-17です。自治体の発表が更新された場合や、掲載内容に誤りがある場合は、スイラボのお問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正します。


