函館市の吹奏楽情報|活動中の一般吹奏楽団と、部活動の地域展開はどこまで
この記事は北海道函館市の吹奏楽情報ページです。この町で活動している一般吹奏楽団と、函館市の公式サイトに公開されている中学校部活動の地域展開(地域移行)の情報を、スイラボ編集部が2026-09-30に確認してまとめました。内容は公式ページや各団体の発表をもとにしており、確認できていない事項は「確認できていない」と書いています。

「週末の練習はこれからどうなるのだろう」。函館市で吹奏楽部に通う子の保護者や地域の楽団で音を出している人なら、一度は気になったことがあると思います。
休日の部活動を地域へ移す動きは、函館市でもすでに始まっています。この記事では函館市の公式サイトで確認できた現在地と、吹奏楽部のこれからをスイラボの考え方とあわせてお伝えします。
函館市で活躍する一般吹奏楽団
函館市を拠点に活動している一般の吹奏楽団を、各団体の公式ページや自治体・ホールの案内で確認できた範囲で紹介します(2026-09-30確認・4団体)。学校の部活動のあとも、この町で吹き続けられる場所です。
| 団体名 | 種別 | 練習場所 | 主な活動 |
|---|---|---|---|
| 函館吹奏楽団 | 一般 | - | 定期演奏会の開催、各種依頼演奏 |
| Orchestre D'Harmonie 函館ドルフィンズ | 一般 | - | 定期演奏会・ミニコンサートなど年間を通した演奏活動 |
| The☆Pleasure Brass | 一般 | - | 定期演奏会(The☆PleasureBrassコンサート) |
| 吹奏楽団 Andante(スイラボ掲載) | 一般 | 函館市吉原町の練習室ほか(アートホール練習室・青少年センター音楽室) | 公会堂コンサートなどの演奏会 |
| 段階 | 休日の地域クラブ活動を実施中(平日は未移行) |
|---|---|
| 計画・方針の名称 | 函館市における休日の部活動地域移行推進計画 |
| 策定・公表 | 令和7年3月策定(計画期間 令和7〜11年度) |
| 目標・期限 | 令和11年度(可能な種目で月2回以上を目標) |
| 地域クラブ・受け皿 | 拠点校部活動=運動部8種目(野球・サッカー・バスケ・バレー・ハンドボール・ソフトテニス・卓球・陸上)+合唱部(令和8年度)。毎月第3土日を「地域クラブ活動の日」に指定 |
| 文化部・吹奏楽の記述 | 「地域クラブ活動の日」の文化芸術系メニューに合唱・箏・生け花・きもの着付け・詩吟・絵画・日本舞踊・書道あり。吹奏楽の記載はなし |
| 楽器の記述 | 確認できていません |
| 費用の記述 | 「地域クラブ活動の日」は活動ごとに各主催者が設定した参加料や保険料等の費用がかかると記載 |
| 担当 | 教育委員会学校教育部 教育政策課 TEL:0138-21-3523 |
| 公式ページ | https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2024040300058/ |
令和11年度までには,可能な種目で月2回以上,休日の地域クラブ活動を実施します。
ダンス,箏,生け花,きもの着付け,詩吟,絵画,合唱,日本舞踊,書道
北海道の方針(市町村の土台になるもの)
北海道は「北海道部活動の地域展開に関する推進計画」(令和8年3月策定(令和7年度))を示しています。市町村の取り組みはこの県の方針を土台に進むので、要点を表にまとめます。
| 県としての段階 | 従来の「地域移行」を「地域展開」へ改称し、改革実行期間として休日の全部活動を地域クラブ活動へ転換していく段階 |
|---|---|
| 文化部の扱い | スポーツと文化芸術活動を等しく対象とし、文化部の活動も地域クラブ活動へ展開。指導者にアマチュア文化芸術活動者・アーティスト・民間の文化芸術関係者を想定。北海道吹奏楽連盟主催の大会など一部大会で地域クラブ活動の参加が認められている |
| 楽器の記述 | 市町村・運営団体等が地元の民間企業等と連携し、施設利用や設備・用具・楽器の寄附・貸与など支援を受けられる体制を整備。認定地域クラブ活動への使用料減免や学校備品等の活用に関する規程整備も明記 |
| 市町村への支援 | 道教委が推進本部を設置し、各教育局に市町村を支える「地域展開サポートチーム」を配置。指導者確保のため「ほっかいどう部活動・地域クラブ活動サポーターバンク」で人材を登録・紹介。市町村向け補助金や大会参加要請等も実施 |
| 担当 | 北海道教育庁学校教育局部活動改革推進課(TEL 011-206-6067) |
| 公式ページ | https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gkk/260382.html |
函館市の吹奏楽部は、これからどうなるのか

公式サイトによると、函館市は令和7年3月に「函館市における休日の部活動地域移行推進計画」を策定しています。計画期間は令和7〜11年度で、令和11年度までに可能な種目で月2回以上の休日の地域クラブ活動を行うことが目標です。平日はまだ移行していません。
拠点校部活動は運動部8種目と合唱部(令和8年度)で、吹奏楽の記載はありません。毎月第3土日の「地域クラブ活動の日」にも合唱や箏や書道などの文化芸術系メニューがありますが、吹奏楽は載っていません。函館市での吹奏楽の受け皿は確認できていません。
北海道の推進計画では、令和13年度までに休日の全部活動を地域クラブ活動へ転換していく方針が示されています。文化部も対象とされ、北海道吹奏楽連盟主催の大会など一部の大会では地域クラブ活動での参加が認められています。
スイラボは、地域クラブで一番の壁になるのは楽器だと考えています。函館市の楽器の扱いは確認できていませんが、道の計画には楽器の寄附や貸与を受けられる体制づくりと学校備品の活用に関する規程整備が書かれています。参加費だけで楽器はそろわないので、ここが話し合いの土台になると思います。
吹奏楽の記載がまだ無い函館市は「遅れている町」ではなく「これから決まる町」だとスイラボは考えています。少子化で人数の要る活動が学校単位では成り立ちにくくなったのは、誰かのせいではなく社会の変化です。音楽を始める入口と続けられる場所をどう残すか、決まる前の今こそ話し合えるのだと思います。
地域クラブになったとき、楽器はどうする?
部活動が地域クラブに変わるとき、いちばん現実的な問題が楽器です。学校の備品をそのまま使えるのか、クラブが自前でそろえるのか、個人で用意するのかは自治体や学校ごとに扱いが違います。函館市の公式の文書に楽器の記述が見つからない場合は、クラブや学校に直接確認するのが早道です。
個人で用意する場合の選択肢は3つあります。楽団やクラブの備品を借りる、中古楽器を買う、月額制のレンタルを使う、です。続けられるか分からない最初の1年は、買わずに借りて様子を見る家庭も増えています。

北海道全体でスイラボに掲載されている吹奏楽団
函館市の外にも通える範囲の楽団があります。北海道でスイラボに掲載されている一般の吹奏楽団は次のとおりです(掲載順・1団体)。
函館市ではすでに休日の地域クラブ活動が始まっていて、吹奏楽の居場所はこれから形になっていく段階です。コンクールの成績だけでなく、音楽を始める子と続ける大人が増えたかどうかも大切な物差しだとスイラボは考えています。気になることがあれば、教育委員会学校教育部教育政策課(0138-21-3523)に尋ねてみるのも一つの入口です。
あなたの楽団・地域クラブも、スイラボに無料で掲載できます
地域クラブや一般楽団の情報は、その町で楽器を続けたい人の道しるべになります。掲載は無料で、練習場所・練習日・募集パートを載せられます。

この記事の考え方の土台は、服部悟『吹奏楽部の地域展開を考える問題集』(noteで無料公開)です。
出典と更新について
- https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2024040300058/
- https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2026052600065
- https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2026092500011
- https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2024110800020/file_contents/keikakuangaiyou.pdf
- https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gkk/260382.html
- https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gkk/156222.html
- https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gkk/bukatsudo.html
- https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gkk/supporterbank.html
公式サイトの確認日は2026-09-30です。自治体の発表が更新された場合や、掲載内容に誤りがある場合は、スイラボのお問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正します。


