ひたちなか市の吹奏楽情報|活動中の一般吹奏楽団と、部活動の地域展開はどこまで
この記事は茨城県ひたちなか市の吹奏楽情報ページです。この町で活動している一般吹奏楽団と、ひたちなか市の公式サイトに公開されている中学校部活動の地域展開(地域移行)の情報を、スイラボ編集部が2026-10-18に確認してまとめました。内容は公式ページや各団体の発表をもとにしており、確認できていない事項は「確認できていない」と書いています。

土曜の朝、楽器ケースを持って中学校の音楽室へ向かうわが子を見送る保護者の方は多いと思います。ひたちなか市では令和8年4月から、休日の部活動が地域クラブ活動へ移り始めました。この記事では市の公式サイトで確かめられた事実をもとに、吹奏楽の地域クラブの今と楽器やお金のことを整理します。
ひたちなか市で活躍する一般吹奏楽団
ひたちなか市を拠点に活動している一般の吹奏楽団を、各団体の公式ページや自治体・ホールの案内で確認できた範囲で紹介します(2026-10-18確認・3団体)。学校の部活動のあとも、この町で吹き続けられる場所です。
| 団体名 | 種別 | 練習場所 | 主な活動 |
|---|---|---|---|
| ひたちなか市民吹奏楽団 | 一般 | 東石川小学校体育館 | 週1回の定期練習、年2回(4月・12月)の演奏会、ひたちなか市芸術祭「春の祭典」・二十歳の集い・勝田TAMARIBA横丁・おもてまち七夕まつりなど地域イベントでの演奏、一日体験教室 |
| ひたちなか交響吹奏楽団 | 一般 | ワークプラザ勝田(那珂市ふれあいセンター後台を使う日もある) | 毎年5月の定期演奏会(2026年5月4日に第29回・創団30周年)、ファッションクルーズひたちなか野外ステージなどのイベント出演 |
| ネモフィラ吹奏楽団 | ジュニア(小学3年生〜中学3年生) | - | イベントでの演奏、体験会の開催(佐野コミュニティセンターなど) |
| 段階 | 休日の地域クラブ活動を実施中(平日の部活動は当面継続) |
|---|---|
| 計画・方針の名称 | ひたちなか市地域クラブ活動ガイドライン |
| 策定・公表 | 令和8年度(令和8年4月1日) |
| 目標・期限 | 休日は令和8年4月から地域クラブ活動へ展開。平日は休日の状況を見ながら将来的に展開(期限の記載なし) |
| 地域クラブ・受け皿 | 認定・準認定の地域クラブは、スポーツ・運動が50団体、文化・芸術・教養・体験が14団体(市の一覧PDF・ページ更新2026年10月2日)。市の広報チラシVol.3には、R8.8月現在でスポーツ分野15種目50クラブ、文化芸術分野5種目14クラブとある |
| 文化部・吹奏楽の記述 | 文化系14団体は、合唱2、消防クラブ1、吹奏楽7、美術1、邦楽3。吹奏楽の7団体は、大島吹奏楽クラブ~SonoS~(認定)、カツイチ吹奏楽団(準認定)、Crumb Symphonic Winds(認定)、佐野ジュニアウィンドオーケストラ(準認定)、ネモフィラ吹奏楽団(準認定)、ひたちなか市民吹奏楽団(認定)、ひたちなかフィルハーモニーウインドオーケストラユース(認定)。活動は主に土曜・祝日で、中学校の体育館・音楽室・武道場などを使う。市の関連リンクに全日本吹奏楽連盟と茨城県吹奏楽連盟がある |
| 楽器の記述 | ガイドラインでは、学校の備品を認定地域クラブが借りたいと希望すれば、学校の運営や授業に影響のない範囲で学校が貸し出しに協力するとしている(楽器と名指しした記述はない)。邦楽クラブ2団体は、楽器備品代(爪・楽譜等)を各自負担としている。吹奏楽クラブの楽器の貸し出しについての記載は見当たらない |
| 費用の記述 | ガイドラインでは、費用は月会費(受益者負担)とし、参加費はできるだけ安く設定することが認定の条件。吹奏楽クラブの参加費は月500円から3,000円で、保険料は年400円か800円(例:ひたちなかフィルハーモニーウインドオーケストラユースは月1,500円、ネモフィラ吹奏楽団は入会時5,000円、ひたちなか市民吹奏楽団は入団金2,000円)。市の参加費等支援金は、生活保護や非課税などの世帯が対象で、上限は参加費が年36,000円、保険料が年800円。指導者謝金の金額は記載なし |
| 担当 | ひたちなか市教育委員会 指導課(地域クラブ活動推進係) 代表 029-273-0111(内線27331) 直通 029-229-2415 |
| 公式ページ | https://www.city.hitachinaka.lg.jp/kosodate/kyouiku/1014753/1015996.ht |
まずは、休日(土曜日・日曜日・祝日)の学校部活動の地域展開を進めます。
【文化・芸術・教養・体験】認定・準認定地域クラブ活動一覧(14団体)
学校の運営および授業等の影響がない範囲で貸し出しに協力します。
茨城県の方針(市町村の土台になるもの)
茨城県は「茨城県地域クラブ活動ガイドライン」(令和4年度(令和5年2月策定))を示しています。市町村の取り組みはこの県の方針を土台に進むので、要点を表にまとめます。
| 県としての段階 | 改革実行期間に入り、休日の部活動を地域クラブへ移す動きを市町村ごとに開始中(R7年度中に5市町、R8年度中に18市町村が開始) |
|---|---|
| 文化部の扱い | 地域クラブの例に吹奏楽団を挙げている。ガイドラインでは東海村吹奏楽団が東海南中の生徒と活動する例、県の広報誌では高萩市民吹奏楽団の団員が各パートの指導員として楽器演奏を教える例を紹介。文化部の人材バンクと「文化部活動地域移行レポート」を用意している |
| 楽器の記述 | 県と市町村は、運営団体が地元企業等の協力を得て、施設利用や設備・用具・楽器の寄附などを受けられる支援体制づくりを促す。費用は施設使用料を安くする、送迎に配慮する、経済的に苦しい家庭の参加費を支援する等で負担を軽くする方針。楽器の貸与についての記述は見当たらない |
| 市町村への支援 | 茨城県地域クラブ活動人材バンク(スポーツ・文化部活動。スポーツ分はR8.2月末で654人登録)、指導者向けオンデマンド研修(R8.3月〜)、国の補助事業(国・県・市町村が各1/3)で地域クラブ活動費や体制整備を支援、教員の兼職兼業の許可制度の整備、指導者研修と認定 |
| 担当 | 茨城県教育庁学校教育部 保健体育課(運動部・地域展開)/義務教育課 文化部活動担当(文化部) |
| 公式ページ | https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/sports/club-activity/club-regional/ |
用具・楽器の寄附等の支援体制の整備を促進する。
改革推進期間(R5~R7) 改革実行期間(R8~R13)
ひたちなか市の吹奏楽部は、これからどうなるのか

公式サイトによると、市は「ひたちなか市地域クラブ活動ガイドライン」を令和8年4月1日に公表しています。休日は令和8年4月から地域クラブ活動へ展開し、平日の部活動は当面続くと書かれています。平日を移す期限の記載は確認できていません。
認定・準認定の文化系の地域クラブは14団体あり、そのうち吹奏楽は7団体です。活動は主に土曜・祝日で、中学校の音楽室や体育館などを使うと書かれています。参加費は月500円から3,000円で、生活保護や非課税などの世帯には年36,000円を上限とする参加費等支援金があります。
楽器については、ガイドラインに学校の備品を認定地域クラブが借りたい場合は学校の運営や授業に影響のない範囲で貸し出しに協力するとあります。ただし楽器と名指しした記述はなく、吹奏楽クラブの楽器の貸し出しについての記載も見当たりません。県の方針も楽器の寄附の支援体制づくりを促す内容で、貸与の記述は見当たりません。
スイラボは、楽器がこの先いちばん穴になりやすいところだと考えています。参加費で楽器を買うのは難しく、学校の備品が誰のものかという問いも残ります。会場と指導者と楽器とお金と人集めをA4一枚に書き出せるかどうかで、クラブが続くかが決まると思います。
スイラボは地域展開のいちばんの理由を少子化だと考えていて、変わったのは学校ではなく社会のほうだと見ています。成功の物差しはコンクールの成績だけでなく、音楽を始める子と続ける大人が増えたかどうかだと思います。
地域クラブになったとき、楽器はどうする?
部活動が地域クラブに変わるとき、いちばん現実的な問題が楽器です。学校の備品をそのまま使えるのか、クラブが自前でそろえるのか、個人で用意するのかは自治体や学校ごとに扱いが違います。ひたちなか市の公式の文書に楽器の記述がある場合は上の表に載せています。
個人で用意する場合の選択肢は3つあります。楽団やクラブの備品を借りる、中古楽器を買う、月額制のレンタルを使う、です。続けられるか分からない最初の1年は、買わずに借りて様子を見る家庭も増えています。

茨城県全体でスイラボに掲載されている吹奏楽団
ひたちなか市の外にも通える範囲の楽団があります。茨城県でスイラボに掲載されている一般の吹奏楽団は次のとおりです(掲載順・2団体)。
ひたちなか市では、休日に吹奏楽を続けられる地域クラブがすでに動き出しています。楽器のことなど公式にまだ書かれていない部分は、保護者や楽団や指導者が声を届けられる入口でもあります。わからないことは市教育委員会の指導課(地域クラブ活動推進係)に尋ねることができ、直通は029-229-2415です。
あなたの楽団・地域クラブも、スイラボに無料で掲載できます
地域クラブや一般楽団の情報は、その町で楽器を続けたい人の道しるべになります。掲載は無料で、練習場所・練習日・募集パートを載せられます。

この記事の考え方の土台は、服部悟『吹奏楽部の地域展開を考える問題集』(noteで無料公開)です。
出典と更新について
- https://www.city.hitachinaka.lg.jp/kosodate/kyouiku/1014753/1015996.html
- https://www.city.hitachinaka.lg.jp/kosodate/kyouiku/1014753/1016036.html
- https://www.city.hitachinaka.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/015/996/guidel
- https://www.city.hitachinaka.lg.jp/kosodate/kyouiku/1014753/1017372/1017373.html
- https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/sports/club-activity/club-regional/
- https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/wp-content/uploads/2023/02/01guideline.pdf
- https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/wp-content/uploads/2026/04/a9446275103de80f2c97089444e85dc8
- https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/wp-content/uploads/2025/05/kyoiku560.pdf
公式サイトの確認日は2026-10-18です。自治体の発表が更新された場合や、掲載内容に誤りがある場合は、スイラボのお問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正します。


