伊賀市の吹奏楽情報|活動中の一般吹奏楽団と、部活動の地域展開はどこまで
この記事は三重県伊賀市の吹奏楽情報ページです。この町で活動している一般吹奏楽団と、伊賀市の公式サイトに公開されている中学校部活動の地域展開(地域移行)の情報を、スイラボ編集部が2026-10-23に確認してまとめました。内容は公式ページや各団体の発表をもとにしており、確認できていない事項は「確認できていない」と書いています。

「週末の練習は、これからも学校の音楽室でできるのかな。」伊賀市の中学校で吹奏楽部に通う子の保護者なら、一度はそう考えたことがあると思います。
地域の楽団で吹いている人にとっても、中学生の音がこの先どこで鳴るのかは気になる話です。この記事では、伊賀市の公式資料から分かる地域移行の現在地と、吹奏楽部のこれからをスイラボの視点で整理します。
伊賀市で活躍する一般吹奏楽団
伊賀市を拠点に活動している一般の吹奏楽団を、各団体の公式ページや自治体・ホールの案内で確認できた範囲で紹介します(2026-10-23確認・4団体)。学校の部活動のあとも、この町で吹き続けられる場所です。
| 団体名 | 種別 | 練習場所 | 主な活動 |
|---|---|---|---|
| 上野ウインドアンサンブル | 一般 | 決まった練習場所はなく、伊賀市や名張市の施設を借りている(伊賀市文化会館で練習することもある) | 毎年6月に定期演奏会(2026年に第38回)。地域のイベントや近隣の小中学校での招待演奏。 |
| 伊賀シンフォニックアカデミー吹奏楽団 | 一般 | - | 毎年の定期演奏会(2024年12月の第57回は伊賀市文化会館。2022年以降は伊賀市と名張市で交互に開催)。保育所や幼稚園での依頼演奏、「みんなでブラバン」の企画。 |
| ワコーズ・ウインドオーケストラ | 一般(有志の吹奏楽団) | - | 年2回の「ワコーズ・ミュージックホリデイ」コンサート(2026年10月18日に伊賀市の青山ホール) |
| 芭蕉祭フェスティバルバンド | 合同(市が募集するボランティアバンド) | ハイトピア伊賀5階 多目的大研修室 | 毎年10月12日の芭蕉祭式典(上野公園 俳聖殿前広場)で演奏。18歳以上の経験者を毎年募集 |
| 段階 | 方針公表済み(休日の部活動を段階的に地域移行する予定) |
|---|---|
| 計画・方針の名称 | 市内中学校の部活動の状況と地域移行について |
| 策定・公表 | 令和5年度(2024年3月27日の第2回伊賀市学校みらい構想検討委員会の参考資料1) |
| 目標・期限 | 令和8年度末 休日における学校部活動の地域移行を完了 |
| 地域クラブ・受け皿 | 令和6年度 伊賀市地域クラブ活動連絡協議会発足(予定として記載)。地域クラブの数や名称は公式資料に記載なし |
| 文化部・吹奏楽の記述 | 休日に地域移行する対象の部活動に吹奏楽が含まれる。2023年度の吹奏楽部員は市内中学校の合計で123人(体育系・吹奏楽は10月現在の1・2年生) |
| 楽器の記述 | 確認できていません |
| 費用の記述 | 確認できていません |
| 担当 | 伊賀市教育委員会事務局 教育総務課(掲載ページの担当課) |
| 公式ページ | https://www.city.iga.lg.jp/cmsfiles/contents/0000012/12176/060327_6.pd |
令和8年度末 休日における学校部活動の 地域移行を完了
令和6年度 伊賀市地域クラブ活 動連絡協議会発足
すべての学校部活動を一斉に地域移行するのではなく、段階的に進めていきます。
三重県の方針(市町村の土台になるもの)
三重県は「三重県部活動ガイドラインおよび地域クラブ活動の推進等に関する方針」(令和8年度(令和8年7月改訂。前の版は令和5年12月策定の「三重県部活動ガイドラインおよび新たな地域クラブ活動方針」))を示しています。市町村の取り組みはこの県の方針を土台に進むので、要点を表にまとめます。
| 県としての段階 | 改革実行期間の前期(方針改訂済み・地域クラブ活動の認定制度を導入) |
|---|---|
| 文化部の扱い | 令和7年度時点で、休日の地域展開等は運動部が約58%、文化部は約24%にとどまる。地域文化クラブ活動の指導者には、アマチュアの活動者、アーティスト、大学生、退職教職員、兼職兼業の教職員、部活動指導員、民間の文化芸術関係の指導者などを想定している。吹奏楽と楽器を名指しした記述はない |
| 楽器の記述 | 楽器を名指しした記述はない。認定地域クラブへの公的支援として「学校備品等の活用」を挙げ、学校施設や学校備品等の活用に関する規程の整備と、用具等の保管スペースの確保を取組例にしている。費用面では、保護者を含めた費用負担の在り方を課題とし、経済的に困窮する世帯の生徒への支援は確実に措置する、と書いている |
| 市町村への支援 | 県の人材バンク「みえ地域クラブ活動人材バンク」の運用(マッチング支援。登録者はオンデマンド研修を受けられる)、部活動改革コーディネーターを中心とする支援、県単独の補助事業「部活動の地域展開等スタートアップ補助事業」による市町支援、好事例の収集と普及 |
| 担当 | 三重県教育委員会事務局 保健体育課(学校体育班) |
| 公式ページ | https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0046100219.htm |
令和8年度から令和13 年度までの6年間を「改革実行期間」として設定
改革実行期間内に、原則、全ての学校部活動において地域展開の実現を目指します。
伊賀市の吹奏楽部は、これからどうなるのか

伊賀市の公式サイトによると、市は休日の部活動を段階的に地域移行する方針を示しています。資料には「令和8年度末 休日における学校部活動の 地域移行を完了」と書かれており、移行の対象には吹奏楽が含まれています。
2023年度の吹奏楽部員は市内中学校の合計で123人(10月現在の1・2年生)と、資料に記載されています。受け皿としては令和6年度に伊賀市地域クラブ活動連絡協議会が発足する予定と書かれていますが、地域クラブの数や名称は確認できていません。
三重県も方針を改訂し、改革実行期間内に原則全ての学校部活動で地域展開の実現を目指すとしています。ただし県の資料によると、令和7年度時点で文化部の休日の地域展開等は約24%にとどまっています。
スイラボは、この流れの根っこに少子化があると考えています。人数の要る吹奏楽が学校単位で成り立ちにくくなったのは、先生や学校のせいではなく社会が変わったからです。地域移行で残したいのは、音楽を始める入口と続けられる場所だと思います。
そこで気になるのが楽器です。伊賀市の資料では、楽器の扱いについての記述を確認できていません。県の方針は認定地域クラブへの支援として学校備品等の活用を挙げていますが、吹奏楽や楽器を名指しした記述はありません。
休日に学校の楽器を誰が使って誰が手入れするのか、参加費で楽器をそろえられるのか。スイラボは会場や指導者や楽器やお金や人集めを、A4一枚に書けるかどうかで続くかが決まると考えています。
地域クラブになったとき、楽器はどうする?
部活動が地域クラブに変わるとき、いちばん現実的な問題が楽器です。学校の備品をそのまま使えるのか、クラブが自前でそろえるのか、個人で用意するのかは自治体や学校ごとに扱いが違います。伊賀市の公式の文書に楽器の記述が見つからない場合は、クラブや学校に直接確認するのが早道です。
個人で用意する場合の選択肢は3つあります。楽団やクラブの備品を借りる、中古楽器を買う、月額制のレンタルを使う、です。続けられるか分からない最初の1年は、買わずに借りて様子を見る家庭も増えています。

三重県全体でスイラボに掲載されている吹奏楽団
三重県の一般吹奏楽団は、スイラボにまだ掲載がありません。この地域で活動している楽団の方は、下の無料掲載からご登録ください。掲載されると、この記事からも紹介します。
伊賀市では、休日の地域移行を令和8年度末に完了する目標が示されています。地域クラブの姿はまだ公式資料からは確認できておらず、ここから決まっていく段階です。
スイラボは成功の物差しをコンクールの成績だけに置かず、始める子と続ける大人が増えたかどうかで見たいと考えています。保護者や楽団や指導者が関われる入口は、決まる前の今にあると思います。
あなたの楽団・地域クラブも、スイラボに無料で掲載できます
地域クラブや一般楽団の情報は、その町で楽器を続けたい人の道しるべになります。掲載は無料で、練習場所・練習日・募集パートを載せられます。

この記事の考え方の土台は、服部悟『吹奏楽部の地域展開を考える問題集』(noteで無料公開)です。
出典と更新について
- https://www.city.iga.lg.jp/cmsfiles/contents/0000012/12176/060327_6.pdf
- https://www.city.iga.lg.jp/0000012176.html
- https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0046100219.htm
- https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/001265056.pdf
- https://www.pref.mie.lg.jp/SPORTS/HP/8817500010001.htm
- https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0046100168.htm
公式サイトの確認日は2026-10-23です。自治体の発表が更新された場合や、掲載内容に誤りがある場合は、スイラボのお問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正します。


