「ホルンの楽器紹介、なぜいつも『かたつむり』なのか」それ、吹奏楽あるあるです。第15話
吹奏楽の「あるある」を、漫画家キムラマミさん(県立かつおぶし高校吹奏楽部)の漫画とともにお届けします。

🎵ホルンの楽器紹介、テーマ曲はいつも『かたつむり』
新入生歓迎会や楽器紹介のステージ。トランペットが人気アニメの主題歌を高らかに決め、サックスがおしゃれなフレーズで沸かせるなか、ホルンの番になると、なぜか音楽室の空気がふっとゆるみます。
聞こえてくるのは、あのメロディ。「で〜んで〜んむ〜しむし、か〜たつむり〜」。全国のホルン奏者が、なぜか申し合わせたように吹いてしまうこの曲。今日はこの「ホルン あるある」の謎に迫ります。
理由その1:見た目が完全に「殻」だから
まずは何といっても、このフォルムです。くるくると丸く巻かれた管、中心に向かう渦。ホルンというのは、どこからどう見てもかたつむりの殻なのです。
楽器紹介の目的は、楽器を知らない新入生に「覚えてもらう」こと。「この楽器、かたつむりに似てるでしょ?」と言いながら『かたつむり』を吹けば、説明はもう要りません。見た目と曲が完全に一致する、これ以上ない自己紹介になります。
理由その2:実は「ちょうどいい」という事情
ホルン奏者たちに言わせると、『かたつむり』には実利もあるようです。
- 誰でも知っているから、初めて聞く新入生にも必ず伝わる
- 短いから、緊張のステージでも吹き切れる
- ゆったりした音域がホルンのまろやかな音色とよく合う
つまり『かたつむり』は、ウケ狙いに見えて、実は滑らない鉄板ネタとして代々受け継がれてきた伝統芸なのかもしれません。先輩から後輩へ、楽譜のない口伝で続いていくのです。
まとめ:吹いた瞬間、ホルンの勝ち
『かたつむり』が始まった瞬間、会場に広がる「あ〜!たしかに!」という納得の空気。あれはホルンだけに許された特権です。
もし楽器紹介で『かたつむり』を聞いたら、ぜひ大きな拍手を。あの一瞬のために、ホルンの先輩はこっそり練習してきたのですから。
ホルンあるあるは 第13話「ホルンの吸い込まれる穴問題」 も人気です。楽器そのものを知りたくなったら ホルンの役割とは? もどうぞ。
吹奏楽は、大人になってからでも戻れます。スイラボでは全国の一般吹奏楽団を無料で紹介しています。楽器が手元になくても、レンタルという手がありますよ。


