葛飾区の吹奏楽情報|活動中の一般吹奏楽団と、部活動の地域展開はどこまで
この記事は東京都葛飾区の吹奏楽情報ページです。この町で活動している一般吹奏楽団と、葛飾区の公式サイトに公開されている中学校部活動の地域展開(地域移行)の情報を、スイラボ編集部が2026-10-20に確認してまとめました。内容は公式ページや各団体の発表をもとにしており、確認できていない事項は「確認できていない」と書いています。

土日の吹奏楽部はこれからどうなるのでしょうか。葛飾区で中学生の子の部活を見守る保護者や地域の楽団の人の中には、そう感じている方も多いと思います。
公式サイトによると、葛飾区は令和8年3月に部活動の地域連携・地域展開の推進方針を策定しました。この記事では、その方針で分かっていることと吹奏楽部のこれからを考える視点をお伝えします。
葛飾区で活躍する一般吹奏楽団
葛飾区を拠点に活動している一般の吹奏楽団を、各団体の公式ページや自治体・ホールの案内で確認できた範囲で紹介します(2026-10-20確認・3団体)。学校の部活動のあとも、この町で吹き続けられる場所です。
| 団体名 | 種別 | 練習場所 | 主な活動 |
|---|---|---|---|
| 葛飾吹奏楽団 | 一般 | - | シンフォニックウィンドオーケストラとマーチングバンドの活動、定期演奏会(結成50周年記念 第48回定期演奏会)、クリスマスコンサート、区内イベントへの出演 |
| 葛飾吹奏楽団ジュニアバンド | ジュニア | かつしかシンフォニーヒルズ別館(2017年の区広報による) | ジュニアバンドのコンサート |
| SBGウインドオーケストラ | 一般 | かつしかシンフォニーヒルズ 練習室1(ほかに江戸川区の施設も使用) | 年1回の定期演奏会(第43回は2026年11月23日、かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール)、地域でのミニコンサート |
| 段階 | 方針公表済み・休日の運動部で地域展開を実証中 |
|---|---|
| 計画・方針の名称 | 葛飾区立中学校部活動の地域連携・地域展開推進方針 |
| 策定・公表 | 令和7年度(令和8年3月策定) |
| 目標・期限 | 確認できていません |
| 地域クラブ・受け皿 | 確認できていません |
| 文化部・吹奏楽の記述 | 区立中学校には文化系の部が36種目109部ある(令和6年度)。休日に定期的に活動している吹奏楽部には、ほかの種目より多くの指導員が置かれている。文化系種目の地域連携・地域展開は、関係団体との協議と運動部の進み具合を見たうえで今後検討する項目とされている。モデル事業の対象は運動系の種目だけ。 |
| 楽器の記述 | 確認できていません |
| 費用の記述 | モデル事業は受益者負担なしで実施。土日・祝日のスポーツ安全保険の掛金は保護者負担なし。財源と受益者負担は今後検討する。教員に支払われる金額が部活動と地域クラブ活動で違うことが分かった。 |
| 担当 | 葛飾区教育委員会事務局 地域教育課 青少年育成係(電話03-5654-8482) |
| 公式ページ | https://www.city.katsushika.lg.jp/kosodate/1000057/1002475/1036849.htm |
令和8年3月に中学校部活動の地域連携・地域展開の推進のための基本的な方針
モデル的に地域展開の導入を検討してまいります
休日に恒常的に活動している吹奏楽部では他種目と比較して多くの指導員が配置されている
東京都の方針(市町村の土台になるもの)
東京都は「学校部活動の地域連携・地域移行に関する推進計画(令和7年3月改訂版)」(令和7年3月改訂(当初は令和5年3月策定))を示しています。市町村の取り組みはこの県の方針を土台に進むので、要点を表にまとめます。
| 県としての段階 | 改革推進期間(令和5〜7年度)、地域連携・地域移行を段階的に推進 |
|---|---|
| 文化部の扱い | 文化芸術活動も対象。吹奏楽は試行実施をとおして、事業委託により専門的な指導が可能であることを確認。専門的な指導力を有する人材を各学校の状況とマッチングして派遣し生徒の技能・意欲が向上したとする |
| 楽器の記述 | 確認できていません |
| 市町村への支援 | 区市町村への経費補助(部活動指導員・外部指導者の配置に係る経費を一部補助、総括コーディネーター等の配置支援、体制構築費用の支援)。指導者確保はTEPROサポーターバンク(登録サポーターを学校へ紹介する事業)への登録促進で対応 |
| 担当 | 東京都教育庁指導部指導企画課部活動振興担当(電話03-5320-7474) |
| 公式ページ | https://www.taiiku-kenko-edu.metro.tokyo.lg.jp/club_activity/local_clu |
事業委託により専門的な指導が可能であることが分かった
TEPRO サポーターバンクへの登録促進に取り組む
葛飾区の吹奏楽部は、これからどうなるのか

公式サイトによると、葛飾区は令和8年3月に「葛飾区立中学校部活動の地域連携・地域展開推進方針」を策定しました。いまは休日の運動部で地域展開を実証中で、モデル事業は運動系の種目だけが対象です。
吹奏楽部については、休日に定期的に活動している部にほかの種目より多くの指導員が置かれていると書かれています。区立中学校には令和6年度で文化系の部が36種目109部あり、地域展開は関係団体との協議と運動部の進み具合を見て今後検討するとされています。
費用の面では、モデル事業は受益者負担なしで実施されました。財源と受益者負担は今後検討するとされていて、吹奏楽部がいつどんな形で地域展開されるかは確認できていません。東京都の推進計画では、吹奏楽の試行で「事業委託により専門的な指導が可能であることが分かった」とされています。
スイラボは、地域展開が必要になった一番の理由は少子化だと考えています。変わったのは社会のほうで、先生や学校が悪いわけではありません。
そのうえで見落とされやすいのが楽器の問題です。学校の備品を地域クラブで使えるのか、参加費で楽器をそろえられるのかは葛飾区の方針から確認できていません。指導員の多い吹奏楽部だからこそ、楽器の行き先も早めに話し合うことが大切だと思います。
成功の物差しはコンクールの成績だけではなく、始める子と続ける大人が増えたかどうかだとスイラボは考えています。文化部の形がまだ決まっていない葛飾区は、遅れている町ではなく「これから決まる町」です。
地域クラブになったとき、楽器はどうする?
部活動が地域クラブに変わるとき、いちばん現実的な問題が楽器です。学校の備品をそのまま使えるのか、クラブが自前でそろえるのか、個人で用意するのかは自治体や学校ごとに扱いが違います。葛飾区の公式の文書に楽器の記述が見つからない場合は、クラブや学校に直接確認するのが早道です。
個人で用意する場合の選択肢は3つあります。楽団やクラブの備品を借りる、中古楽器を買う、月額制のレンタルを使う、です。続けられるか分からない最初の1年は、買わずに借りて様子を見る家庭も増えています。

東京都全体でスイラボに掲載されている吹奏楽団
葛飾区の外にも通える範囲の楽団があります。東京都でスイラボに掲載されている一般の吹奏楽団は次のとおりです(掲載順・13団体)。
- 東京シティブラスオルケスター
- 板橋ブラス
- Rings Wind Ensemble
- Twinkling Winds Tokyo
- Marble Wind Brass TOKYO
- 杉並くじら音楽団
- 池上ウインドアンサンブル
- 狛江市民吹奏楽団
- Multiphonic Wind Ensemble
- すぎなみ彩楽ウインドシンフォニー
- Wind Ensemble GRIT
- 黒門吹奏楽団
- 西巣鴨発吹奏楽団ガモスイ
楽団の探し方や入団までの流れは 東京都で吹奏楽団に入りたい人のガイド にまとめています。
葛飾区の吹奏楽部には、ほかの種目より多くの指導員が置かれているという土台があります。文化部の地域展開はこれから検討される段階で、決まる前の今は保護者や地域の楽団が声を届けられる時期だと思います。音楽を始める入口と続けられる場所がこの町に残っていくことを、スイラボは願っています。
あなたの楽団・地域クラブも、スイラボに無料で掲載できます
地域クラブや一般楽団の情報は、その町で楽器を続けたい人の道しるべになります。掲載は無料で、練習場所・練習日・募集パートを載せられます。

この記事の考え方の土台は、服部悟『吹奏楽部の地域展開を考える問題集』(noteで無料公開)です。
出典と更新について
- https://www.city.katsushika.lg.jp/kosodate/1000057/1002475/1036849.html
- https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/036/849/suishin
- https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/036/849/r8moder
- https://www.taiiku-kenko-edu.metro.tokyo.lg.jp/club_activity/local_club.html
- https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/2025-09-04-215652-947
- https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/08_2_2
- https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/04_3_2
公式サイトの確認日は2026-10-20です。自治体の発表が更新された場合や、掲載内容に誤りがある場合は、スイラボのお問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正します。


