古賀市の吹奏楽情報|活動中の一般吹奏楽団と、部活動の地域展開はどこまで
この記事は福岡県古賀市の吹奏楽情報ページです。この町で活動している一般吹奏楽団と、古賀市の公式サイトに公開されている中学校部活動の地域展開(地域移行)の情報を、スイラボ編集部が2026-09-25に確認してまとめました。内容は公式ページや各団体の発表をもとにしており、確認できていない事項は「確認できていない」と書いています。

お子さんが古賀市の中学校で楽器を吹いている保護者の方は、部活動がこれからどう変わるのか気になっていると思います。地域の楽団で活動している方や指導している方も、同じ疑問を持っていると思います。古賀市は令和7年8月に部活動の地域展開の方針を公表しました。この記事ではその内容と、吹奏楽がこれからどうなるのかをお伝えします。
古賀市で活躍する一般吹奏楽団
古賀市を拠点に活動している一般の吹奏楽団を、各団体の公式ページや自治体・ホールの案内で確認できた範囲で紹介します(2026-09-25確認・1団体)。学校の部活動のあとも、この町で吹き続けられる場所です。
| 団体名 | 種別 | 練習場所 | 主な活動 |
|---|---|---|---|
| 古賀市民吹奏楽団 Hydrangea Brass Society | 一般 | 古賀市中央公民館練習棟201号室 | 定期演奏会の開催、地域イベント出演、市内中学校吹奏楽部との合同演奏 |
| 段階 | 移行期間中(休日・平日一体・令和7年4月〜令和10年8月) |
|---|---|
| 計画・方針の名称 | 古賀市の部活動地域展開について |
| 策定・公表 | 令和7年8月(2025年) |
| 目標・期限 | 令和10年9月から実行期間、最終的に全部活動を地域クラブ・クラブ(スクール)へ展開をめざす |
| 地域クラブ・受け皿 | 確認できていません |
| 文化部・吹奏楽の記述 | 「文化芸術活動」も対象。令和8年4月から音楽室等を優先的に地域クラブ・クラブ(スクール)へ貸出。文化・芸術に関する問い合わせは文化課文化振興係。中文連の大会・コンクール出場は各クラブの申請により可能。吹奏楽の具体的記述はなし |
| 楽器の記述 | 楽器の貸与についての明記はなし。貸出予定の備品はライン引き・バレー・バドミントンの支柱などスポーツ用具のみ言及。音楽室等の施設は優先貸出の対象 |
| 費用の記述 | 受益者負担の原則で参加者の会費で運営、原則として経済的支援なし。指導者への謝金や活動費用等の負担が必要。具体的金額の記載はなし。中体連・中文連の大会出場時は旅費等の補助が受けられる場合あり。活動費の保護者負担は文科省で検討中 |
| 担当 | 古賀市教育委員会生涯学習推進課スポーツ振興係 電話092-942-1347(文化・芸術は文化課文化振興係092-940-2683) |
| 公式ページ | https://www.city.koga.fukuoka.jp/cityhall/work/shogaku/064.php |
本市では、国や県の方針に基づき、段階的な部活動地域展開をめざします。
部活動を令和7年4月から10年8月までを「移行期間」として
指導者への謝金や活動費用等の負担が必要になります。
福岡県の方針(市町村の土台になるもの)
福岡県は「福岡県における地域クラブ活動の推進に向けたガイドライン」(令和8年3月(2026年3月)策定)を示しています。市町村の取り組みはこの県の方針を土台に進むので、要点を表にまとめます。
| 県としての段階 | 休日の学校部活動を段階的に地域展開(国の改革実行期間前期=令和8~10年度に対応)。「地域移行」から「地域展開」へ名称変更 |
|---|---|
| 文化部の扱い | スポーツと並び文化芸術に継続して親しむ機会の確保・充実を掲げ、運営モデルは各型が(運動・文化)両対応。関連団体に福岡県吹奏楽連盟・福岡県合唱連盟・福岡県文化団体連合会を掲載。ただし吹奏楽に特化した記述は乏しく文化芸術全般としての扱い |
| 楽器の記述 | 市町村の取組例として「企業等が有する施設の利用や設備・用具・楽器の寄付等の支援を受けるための体制を整備する」と記載。楽器の貸与・備品購入・費用負担そのものの直接的な規定はない |
| 市町村への支援 | 地域クラブ活動の実施費用・市町村の推進体制整備・経済的困窮世帯支援等の一部を当面の間 国・県が助成。県域でマッチング可能な指導者人材バンクを設置、指導者養成研修(福岡県地域クラブ指導者研修)を実施。広域連携の協議の場を設定。指導者登録・マッチングの「福岡県スポーツ・文化活動ポータル」を構築 |
| 担当 | 福岡県教育庁教育振興部体育スポーツ健康課 体育・健康教育班(電話092-643-3923) |
| 公式ページ | https://www.pref.fukuoka.lg.jp/site/kyouiku/bukatu-5.html |
費用の一部を当面の間、国・県が助成する。
県域でマッチングが可能な指導者人材バンクを設置する。
古賀市の吹奏楽部は、これからどうなるのか

古賀市の公式サイトによると、令和7年8月に「古賀市の部活動地域展開について」が公表されました。部活動は令和7年4月から令和10年8月までを移行期間とし、令和10年9月から実行期間に入ると書かれています。文化芸術活動も対象で、令和8年4月から音楽室等を優先的に地域クラブへ貸し出すと書かれています。中文連の大会やコンクールへの出場は、各クラブの申請により可能と書かれています。
費用については受益者負担が原則です。公式サイトには「参加者が納入する会費で運営されることになりますので、原則として経済的支援はありません」と書かれています。指導者への謝金や活動費用の負担が必要になるとも書かれています。
一方で、楽器の貸与についての明記は確認できていません。貸出予定の備品として挙げられているのはスポーツ用具で、吹奏楽の具体的な記述もありません。スイラボは、この楽器の問題こそ地域クラブでいちばん引っかかりやすい点だと考えています。学校の備品は誰のものになるのか、会費だけで楽器はそろえられるのか。ここが決まっていないと、続けにくくなると思います。
スイラボは、地域展開が必要になった一番の理由は少子化だと考えています。器が時代に合わなくなっただけで、誰かが悪いわけではないと思います。残したいのは音楽を始める入口と、続けられる場所です。会場と指導者と楽器とお金と人集めをA4一枚に書けるかどうかで、続けられるかが決まると考えています。
地域クラブになったとき、楽器はどうする?
部活動が地域クラブに変わるとき、いちばん現実的な問題が楽器です。学校の備品をそのまま使えるのか、クラブが自前でそろえるのか、個人で用意するのかは自治体や学校ごとに扱いが違います。古賀市の公式の文書に楽器の記述がある場合は上の表に載せています。
個人で用意する場合の選択肢は3つあります。楽団やクラブの備品を借りる、中古楽器を買う、月額制のレンタルを使う、です。続けられるか分からない最初の1年は、買わずに借りて様子を見る家庭も増えています。

福岡県全体でスイラボに掲載されている吹奏楽団
古賀市の外にも通える範囲の楽団があります。福岡県でスイラボに掲載されている一般の吹奏楽団は次のとおりです(掲載順・5団体)。
楽団の探し方や入団までの流れは 福岡県で吹奏楽団に入りたい人のガイド にまとめています。
古賀市の吹奏楽がこれからどうなるのかは、まだ決まっていない部分が多くあります。スイラボは、情報がまだ無い町を遅れている町ではなくこれから決まる町だと考えています。決まっていく今だからこそ、保護者や楽団や指導者が関わる入口が開いていると思います。この町で音楽を続けたいと願う人の声が、これからの形をつくっていくと思います。
あなたの楽団・地域クラブも、スイラボに無料で掲載できます
地域クラブや一般楽団の情報は、その町で楽器を続けたい人の道しるべになります。掲載は無料で、練習場所・練習日・募集パートを載せられます。

この記事の考え方の土台は、服部悟『吹奏楽部の地域展開を考える問題集』(noteで無料公開)です。
出典と更新について
- https://www.city.koga.fukuoka.jp/cityhall/work/shogaku/064.php
- https://www.city.koga.fukuoka.jp/uploads/source/shogaku/スポーツ振興係/部活動/古賀市の取り組みについて[1].pdf
- https://www.pref.fukuoka.lg.jp/site/kyouiku/bukatu-5.html
- https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/778646_62557930_misc.pdf
公式サイトの確認日は2026-09-25です。自治体の発表が更新された場合や、掲載内容に誤りがある場合は、スイラボのお問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正します。


