国東市の吹奏楽情報|活動中の一般吹奏楽団と、部活動の地域展開はどこまで
この記事は大分県国東市の吹奏楽情報ページです。この町で活動している一般吹奏楽団と、国東市の公式サイトに公開されている中学校部活動の地域展開(地域移行)の情報を、スイラボ編集部が2026-10-29に確認してまとめました。内容は公式ページや各団体の発表をもとにしており、確認できていない事項は「確認できていない」と書いています。

放課後の音楽室で楽器を吹く毎日が、この先も続くのか気になっている方は多いと思います。国東市では中学校の部活動を地域クラブへ移す方針が、令和6年3月に策定されました。
吹奏楽をしている子の保護者や地域の楽団の人にとって、これは自分たちの話です。この記事では国東市の方針に書かれていることと、吹奏楽部のこれからを整理します。
国東市で活躍する一般吹奏楽団
国東市を拠点に活動している一般の吹奏楽団を、各団体の公式ページや自治体・ホールの案内で確認できた範囲で紹介します(2026-10-29確認・1団体)。学校の部活動のあとも、この町で吹き続けられる場所です。
| 団体名 | 種別 | 練習場所 | 主な活動 |
|---|---|---|---|
| むさしウインドハーモニー | 一般 | - | 各種イベントでの演奏、学校コンサート、アストくにさきでのファミリーコンサート |
| 段階 | 平日も含めR9から地域クラブへ展開する方針・協議中 |
|---|---|
| 計画・方針の名称 | 国東市中学校・義務教育学校の部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する方針 |
| 策定・公表 | 令和6年3月策定(令和5年度) |
| 目標・期限 | 令和8年度末までに環境整備、令和9年度から地域クラブ活動へ展開 |
| 地域クラブ・受け皿 | 地域クラブ活動:(R5~)サッカー、(R6~)剣道・バスケットボール。部活動の種類により市内に1つ又は2つの地域クラブの形態を目指す |
| 文化部・吹奏楽の記述 | 文化部は吹奏楽・音楽の2部。吹奏楽は5校計38人(国見中5・国東中33)。協議会で「吹奏楽では、指揮者以外にも楽器ごとに専門指導が必要」「楽器運搬が困難なため、練習場所の確保に課題」との意見 |
| 楽器の記述 | 楽器の貸与についての記述なし。課題として備品購入等の検討が必要、吹奏楽は練習時の楽器運搬が困難との意見あり |
| 費用の記述 | 具体的な金額なし。受益者負担と公的負担のバランスで市も応分の負担。謝金は部活動指導員報酬を基本に検討。クラブ運営費補助(1クラブにつき毎年度一定額)と上位大会出場旅費補助(上限額設定)を令和8年度当初予算への計上に向けて検討中 |
| 担当 | 国東市教育委員会 学校教育課 学校教育・人権教育部落差別解消推進係 Tel:0978-73-0066 |
| 公式ページ | https://www.city.kunisaki.oita.jp/soshiki/gakko-kyoiku/bukatudou-r7-01 |
令和9年度から地域クラブ活動へ展開する。
部活動の種類により市内に1つ又は2つの地域クラブの形態への体制移行を目指す
吹奏楽では、指揮者以外にも楽器ごとに専門指導が必要。
大分県の方針(市町村の土台になるもの)
大分県は「部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する大分県の方針~子どもたちのスポーツ・文化芸術活動の充実に向けて~」(令和7年度(令和8年3月・大分県教育委員会。概要資料では令和8年3月26日付))を示しています。市町村の取り組みはこの県の方針を土台に進むので、要点を表にまとめます。
| 県としての段階 | 改革実行期間(前期)の入口。令和5〜7年度の改革推進期間を終え、休日の地域展開を全校で目指す段階 |
|---|---|
| 文化部の扱い | 文化部も対象に含む(スポーツ・文化芸術活動)。地域文化クラブ活動の指導者の例として、アマチュアの活動者、アーティスト、大学生、退職教職員、兼職兼業の教職員、民間の文化芸術関係の指導者などを挙げている。吹奏楽や楽器を名指しした記述は無い |
| 楽器の記述 | 楽器を名指しした記述は無い。認定地域クラブには公的支援として学校備品の活用や学校施設の優先利用・使用料減免を行い、学校備品の活用規程を整えることも挙げている。参加費は可能な限り低く抑え、受益者負担に県内で大きな差が出ないようにし、経済的に困っている世帯の生徒は確実に支援するとしている |
| 市町村への支援 | 県は広域自治体として市町村をきめ細かく支援し、広域的な基盤をつくる。指導者は大分県地域クラブ活動等指導者人材バンク(クラサポおおいた)で発掘・マッチングする。ほかに研修会の開催、地域クラブ認定制度の仕組み(財政支援・施設優先利用・兼職兼業の許可・大会参加の交通費や宿泊費の支援)、移動手段の確保(スクールバスの活用・公共交通の利用料補助)など |
| 担当 | 大分県教育庁 体育保健課・文化課 |
| 公式ページ | https://pref.oita.jp/uploaded/attachment/2264564.pdf |
改革実行期間内に、原則、全ての学校部活動において地域展開の実現を目指す。
現時点で着手していない市町村においても、前期の間に確実に休日の地域展開等に着手。
国東市の吹奏楽部は、これからどうなるのか

公式サイトによると国東市は令和8年度末までに環境を整え、令和9年度から地域クラブ活動へ展開する方針です。サッカーや剣道とバスケットボールでは、すでに地域クラブが始まっていると書かれています。部活動の種類により市内に1つ又は2つの地域クラブの形を目指すとしています。
文化部は吹奏楽と音楽の2部で、吹奏楽は国見中5人と国東中33人の合わせて38人です。協議会では、指揮者以外にも楽器ごとの専門指導が必要という意見が出ています。楽器運搬が困難なため練習場所の確保に課題があるという声も記されています。
楽器の貸与について、国東市の方針では記述を確認できていません。大分県の方針は、認定地域クラブへの支援として学校備品の活用や施設の優先利用を挙げています。
スイラボは、地域クラブで一番の穴になりやすいのが楽器だと考えています。参加費で楽器は買えないので、学校の備品を誰がどう使うかが決まらないと音を出す場所が揺らぎます。国東市はすでに楽器運搬の難しさを課題に書いているので、ここが話し合いの入口になると思います。
費用の具体的な金額は書かれておらず、市も応分の負担をすると書かれています。クラブ運営費補助と上位大会出場旅費補助は、令和8年度当初予算への計上に向けて検討中です。
スイラボは成功の物差しをコンクールの成績だけに置かず、始める子と続ける大人が増えたかで見たいと考えています。会場と指導者と楽器とお金と人集めを一枚の計画に書けるかどうかで、続くかどうかが決まると思います。
地域クラブになったとき、楽器はどうする?
部活動が地域クラブに変わるとき、いちばん現実的な問題が楽器です。学校の備品をそのまま使えるのか、クラブが自前でそろえるのか、個人で用意するのかは自治体や学校ごとに扱いが違います。国東市の公式の文書に楽器の記述がある場合は上の表に載せています。
個人で用意する場合の選択肢は3つあります。楽団やクラブの備品を借りる、中古楽器を買う、月額制のレンタルを使う、です。続けられるか分からない最初の1年は、買わずに借りて様子を見る家庭も増えています。

大分県全体でスイラボに掲載されている吹奏楽団
大分県の一般吹奏楽団は、スイラボにまだ掲載がありません。この地域で活動している楽団の方は、下の無料掲載からご登録ください。掲載されると、この記事からも紹介します。
国東市の吹奏楽は、令和9年度に向けて形が決まっていく途中にあります。決まる前の今こそ保護者や楽団や指導者が関われる時期だと、スイラボは考えています。
音楽を始める入口と続けられる場所が町に残るように、気になることは国東市教育委員会の学校教育課へ問い合わせることもできます。電話は0978-73-0066です。
あなたの楽団・地域クラブも、スイラボに無料で掲載できます
地域クラブや一般楽団の情報は、その町で楽器を続けたい人の道しるべになります。掲載は無料で、練習場所・練習日・募集パートを載せられます。

この記事の考え方の土台は、服部悟『吹奏楽部の地域展開を考える問題集』(noteで無料公開)です。
出典と更新について
- https://www.city.kunisaki.oita.jp/soshiki/gakko-kyoiku/bukatudou-r7-01.html
- https://www.city.kunisaki.oita.jp/uploaded/attachment/29195.pdf
- https://www.city.kunisaki.oita.jp/uploaded/attachment/29196.pdf
- https://www.city.kunisaki.oita.jp/uploaded/attachment/29221.pdf
- https://pref.oita.jp/uploaded/attachment/2264564.pdf
- https://www.pref.oita.jp/uploaded/attachment/2266415.pdf
公式サイトの確認日は2026-10-29です。自治体の発表が更新された場合や、掲載内容に誤りがある場合は、スイラボのお問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正します。


