四国中央市の吹奏楽情報|活動中の一般吹奏楽団と、部活動の地域展開はどこまで
この記事は愛媛県四国中央市の吹奏楽情報ページです。この町で活動している一般吹奏楽団と、四国中央市の公式サイトに公開されている中学校部活動の地域展開(地域移行)の情報を、スイラボ編集部が2026-10-27に確認してまとめました。内容は公式ページや各団体の発表をもとにしており、確認できていない事項は「確認できていない」と書いています。

休日の練習のたびに、楽器を車に積んで送り迎えをしている保護者の方は多いと思います。合同練習が増えたら送迎はどうなるのか、楽器は誰が持つのか気になっている方もいるはずです。
四国中央市では、部活動を地域へ移すための計画案が公表されています。この記事では、計画案と会議の記録から吹奏楽部に関わる部分を拾い、決まっていることとまだ決まっていないことを整理します。
四国中央市で活躍する一般吹奏楽団
四国中央市を拠点に活動している一般の吹奏楽団を、各団体の公式ページや自治体・ホールの案内で確認できた範囲で紹介します(2026-10-27確認・1団体)。学校の部活動のあとも、この町で吹き続けられる場所です。
| 団体名 | 種別 | 練習場所 | 主な活動 |
|---|---|---|---|
| 四国中央市民吹奏楽団 | 一般 | - | 定期演奏会(令和3年度からしこちゅ~ホール大ホールで開催。2021年8月22日に第30回記念演奏会) |
| 段階 | 推進計画を案の段階で検討中・令和9年度にモデル事業の予定 |
|---|---|
| 計画・方針の名称 | 四国中央市部活動地域展開推進計画(第Ⅰ期) |
| 策定・公表 | 令和8年度(案を公表) |
| 目標・期限 | 令和10年度末までに休日の地域展開、令和13年度までに完全地域展開を目指す |
| 地域クラブ・受け皿 | 計画案の比較表にある部活動移行型地域クラブ(C-Base)の欄に「軟式野球がすでに移行済み」とある。令和9年度のモデル事業では、休日の地域クラブを最大4チーム指定する予定。クラブの総数や団体名の一覧は公式資料に無い |
| 文化部・吹奏楽の記述 | 市立中学校7校のうち6校に文化部がある。文化部の部員は令和2年度433名から令和8年度489名に増えた。事務局は、休日も活動している文化部は吹奏楽部と演劇部だけで、平日中心の文化部は次の段階で扱うと説明し、吹奏楽部は難しい問題だと認めている。委員の発言では、市内の吹奏楽部員は約130名(40名台が1校、20名台が2校、10名台が3校)。計画案は吹奏楽部を合同部活動の想定例に挙げている |
| 楽器の記述 | 市として楽器を貸すことや費用を誰が持つかについての決定は無い。委員の発言として、楽器は高価なので他校と共用すると貸し借りや壊れたときの修理の責任が問題になること、楽器は自転車で運べず親の送迎が必要なこと、2校合同では部費の分担が課題になることが議事録に残っている |
| 費用の記述 | 金額の記述は無い。モデル事業(案)では、休日の指導者の報酬、会場使用料、生徒と指導者のスポーツ保険料を補助する予定。部活動指導員(最大3名)には報酬と通勤手当を補助する予定 |
| 担当 | 四国中央市教育委員会 学校教育課 Tel:0896-28-6045 |
| 公式ページ | https://www.city.shikokuchuo.ehime.jp/uploaded/life/60739_128885_misc. |
目標として令和10年度末までに休日の地域展開、令和13年度までの完全地域展開を目指す。
楽器は自転車で持っていくことができず、必ず親の送迎になるというのが、吹奏楽部の課題である。
四国中央市の吹奏楽部は、これからどうなるのか

公式サイトによると四国中央市は「四国中央市部活動地域展開推進計画(第Ⅰ期)」の案を令和8年度に公表し、検討を進めています。計画案には「目標として令和10年度末までに休日の地域展開、令和13年度までの完全地域展開を目指す。」と書かれています。令和9年度にはモデル事業で休日の地域クラブを最大4チーム指定する予定です。
議事録には、市内の吹奏楽部員は約130名という委員の発言が残っています。事務局は休日も活動する文化部は吹奏楽部と演劇部だけだと説明し、難しい問題だと認めています。計画案は吹奏楽部を合同部活動の想定例に挙げています。
楽器については、市として貸し出しや費用の負担を決めた記述は確認できていません。委員からは、他校と共用すると貸し借りや修理の責任が問題になるという声が出ています。「楽器は自転車で持っていくことができず、必ず親の送迎になるというのが、吹奏楽部の課題である。」という発言も残っています。
スイラボは地域展開が必要になった一番の理由を少子化だと考えています。部員が10名台の学校が3校あるという発言は、学校ごとに編成をそろえる難しさを映していると思います。
合同になるほど楽器の持ち運びと修理の責任は大きな論点になります。会場や指導者やお金と並べて楽器まで一枚の計画に書けるかで、続けられるかが決まるとスイラボは考えています。
まだ決まっていないことが多いのは、これから決まる段階にあるからです。モデル事業が始まる前の今は、保護者や楽団や指導者が関わる入口になる時期だと思います。
地域クラブになったとき、楽器はどうする?
部活動が地域クラブに変わるとき、いちばん現実的な問題が楽器です。学校の備品をそのまま使えるのか、クラブが自前でそろえるのか、個人で用意するのかは自治体や学校ごとに扱いが違います。四国中央市の公式の文書に楽器の記述がある場合は上の表に載せています。
個人で用意する場合の選択肢は3つあります。楽団やクラブの備品を借りる、中古楽器を買う、月額制のレンタルを使う、です。続けられるか分からない最初の1年は、買わずに借りて様子を見る家庭も増えています。

愛媛県全体でスイラボに掲載されている吹奏楽団
四国中央市の外にも通える範囲の楽団があります。愛媛県でスイラボに掲載されている一般の吹奏楽団は次のとおりです(掲載順・1団体)。
四国中央市の吹奏楽はいま、計画案の中で形が決まっていく途中にあります。楽器や送迎のように暮らしに近い課題こそ、使う人の声が計画を具体的にしていくとスイラボは考えています。
物差しはコンクールの成績だけではなく、始める子と続ける大人が増えたかどうかでもあります。音楽を始める入口と続けられる場所が、この町に残っていくことを願っています。
あなたの楽団・地域クラブも、スイラボに無料で掲載できます
地域クラブや一般楽団の情報は、その町で楽器を続けたい人の道しるべになります。掲載は無料で、練習場所・練習日・募集パートを載せられます。

この記事の考え方の土台は、服部悟『吹奏楽部の地域展開を考える問題集』(noteで無料公開)です。
出典と更新について
- https://www.city.shikokuchuo.ehime.jp/uploaded/life/60739_128885_misc.pdf
- https://www.city.shikokuchuo.ehime.jp/uploaded/life/58677_123464_misc.pdf
- https://www.city.shikokuchuo.ehime.jp/site/singikai/39692.html
公式サイトの確認日は2026-10-27です。自治体の発表が更新された場合や、掲載内容に誤りがある場合は、スイラボのお問い合わせからお知らせください。確認のうえ修正します。


