2027年度 吹奏楽コンクール課題曲が決定!全4曲と話題の49年ぶり海外委嘱を解説|スイラボ!
今年もこの季節がやってきました。2026年6月16日、第36回朝日作曲賞の選考結果が発表され、2027年度(第75回)全日本吹奏楽コンクールの課題曲4曲が出そろいました。全国の吹奏楽部・吹奏楽団にとって、新しいシーズンの幕開けを感じる大きなニュースです。今回はとくに話題の多いラインナップ。スイラボ編集部が、4曲をやさしくご紹介しますね。
2027年度 吹奏楽コンクール課題曲(全4曲)
① ウインド・バンド・ネオン(作曲:姫野七弦/第36回朝日作曲賞)
栄えある朝日作曲賞に輝いたのは、東京都小平市の作編曲家・姫野七弦(ひめの なつる)さん(25歳)の一曲です。今回はなんと164点もの応募があり、その頂点に立った作品。「ネオン」というタイトルからは、きらびやかで都会的な、わくわくする響きが想像できますね。賞金100万円が贈られる大注目の課題曲。どんなサウンドに仕上がっているのか、いまから楽しみです。
② 行進曲「パルナッソス」(作曲:後藤元信/入選作品)
入選作品に選ばれたのは、東京都品川区の会社員・後藤元信さん(26歳)。「パルナッソス」は、ギリシャ神話で芸術の神々が住むとされる山の名前です。マーチにこの壮大なタイトルというのが、なんとも気になりますね。お仕事をしながら作曲に打ち込まれた方の作品というのも、同じように音楽を続ける私たちには励みになります。
③ アルメリア(作曲:長生淳/委嘱作品)
委嘱作品のひとつは、人気作曲家の長生淳(ながお じゅん)さん。課題曲としては2012年の課題曲Ⅴ「香り立つ刹那」以来、2度目の登場です。「紺碧の波濤」など、自由曲としても多くのバンドに愛される作品を手がけてきた方だけに、期待がふくらみます。「アルメリア」は、海辺に咲く可憐な花の名前。長生さんがどんな情景を描いてくれるのか、注目です。
④ Ascending the Snowcapped Peaks(作曲:ロバート・シェルドン/委嘱作品)
そして今回いちばんの話題がこちら。アメリカの作曲家ロバート・シェルドンさんへの委嘱作品です。タイトルは「雪をいただいた峰々へ登る」といった意味合い。雄大な自然の風景が浮かんでくるような一曲になりそうです。シェルドンさんは「叙情的序曲『マナティー』」などで知られる作曲家で、その音楽が日本の課題曲としてどう響くのか、世界の吹奏楽ファンからも注目が集まりそうです。
話題は「49年ぶり」の海外作曲家への委嘱
今回いちばんのトピックは、なんといっても海外の作曲家に課題曲が委嘱されたこと。これは1978年(第26回)以来、じつに49年ぶりの出来事です。前回はロバート・ジェイガーさんが「ジュビラーテ」、ウィリアム・フランシス・マクベスさんが「カント」を手がけました。連盟の歴史にとっても節目となる今回の委嘱。本番のステージで、シェルドンさんのサウンドがどう花開くのか、今からシーズンが待ち遠しくなりますね。
公式情報まとめ(2026年6月時点)
- 朝日作曲賞:姫野七弦さん「ウインド・バンド・ネオン」(応募164点から選出・賞金100万円)
- 入選作品:後藤元信さん 行進曲「パルナッソス」
- 委嘱作品:長生淳さん「アルメリア」/ロバート・シェルドンさん「Ascending the Snowcapped Peaks」
- 楽譜・CD・DVDの発売:2027年2月下旬予定
- 主催:全日本吹奏楽連盟/朝日新聞社
この記事は、朝日新聞「吹奏楽プラス」の発表(2026年6月16日)をもとに、スイラボ編集部が独自にまとめたものです。曲名や順番などの最新の正式情報は、全日本吹奏楽連盟の公式発表や、朝日新聞「吹奏楽プラス」の記事をあわせてご確認ください。
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