吹奏楽コンクールで緊張しない方法は?前日・当日にできる本番対策
コンクールの本番が近づくと、緊張で眠れない。手が震えて、いつもの音が出ない。最初に正直にお伝えすると、緊張を完全に消す方法はありません。でも、緊張したままでも実力を出す方法ならあります。この記事では、前日と当日にできる具体的な対策を順番にご紹介します。
緊張は敵ではありません
心臓がドキドキする、手が震える、口が乾く。これは体が本番に向けて準備を始めた合図です。集中力を上げるために、体が自分でアクセルを踏んでいる状態とも言えます。
だから「緊張してきた、どうしよう」ではなく「緊張してきた、体が準備を始めたな」と言い換えてみてください。緊張を消そうと戦うより、緊張と一緒に演奏するほうがうまくいきます。
前日にできること
- 吹きすぎない。不安で何度も通したくなりますが、唇や体を疲れさせると本番に響きます。仕上げはほどほどに
- 持ち物を前日に揃える。リードの予備、チューナー、楽譜、ミュート。当日の朝に探し物をすると、それだけで気持ちが乱れます
- いつも通りに寝る。特別に早く寝ようとして眠れなくても大丈夫。横になって体を休めるだけでも効果はあります

当日にできること
- 深呼吸は「吐く」から始める。4秒かけて吸って、8秒かけて吐く。これを3回。管楽器奏者の深い息は、そのまま緊張対策になります
- 体を軽く動かす。肩を回す、首を伸ばす、その場で軽く跳ねる。固まった体をほぐすと気持ちもほぐれます
- 自分のルーティンを決めておく。マウスピースを当てる前にする動作をひとつ決めておくと、本番でもいつもの自分に戻れます
- 「上手くやろう」ではなく「いつも通りやろう」。目標を上げるほど緊張は強くなります。練習でやってきたことを、そのまま出すだけです
本番前の食べ物はどうする?
消化のよいものを、本番の少し前までに食べておくのが基本です。直前の満腹は息が入りにくくなるので避けましょう。水分はこまめにとってください。緊張すると口が乾いて、リードや唇のコントロールに影響します。
そして大事なのは、当日に初めてのものを試さないことです。「緊張に効く」と聞いた食べ物でも、普段食べ慣れていないものを本番の日に試すのはおすすめしません。
ソロが怖いときは

ソロの緊張は特別です。でも、ソロは「失敗しないこと」を見せる場ではなく、「音楽を届けること」をする場です。聴いている人は、あなたの粗探しではなく、音楽を聴きに来ています。
練習の段階では、わざと音を外しても止まらずに最後まで吹き切る練習をしておきましょう。「外しても続けられる」と体で知っていることが、本番の安心材料になります。
よくある質問
手や唇の震えが止まらないときは?
震えを止めようとせず、震えたまま吹いてください。意外なほど音になります。直前には、息を細く長く吐く呼吸を繰り返すと震えがやわらぎます。
緊張で頭が真っ白になったことがあって怖いです
最初の音だけは何があっても出せるくらい、出だしを徹底的にさらっておきましょう。入口さえ通れば、体は練習を覚えています。
審査員に見られていると思うと固まります
審査員は減点のためではなく、音楽を聴くためにそこにいます。客席の一番奥の人に音を届けるつもりで吹くと、視線が気にならなくなります。
最後に: 笑うのも立派な緊張対策です
スイラボには、本番や練習で起きた珍事件を集めた記事があります。先輩たちの失敗談で笑って、肩の力を抜いてから本番に向かうのもおすすめです。
コンクールに向かうみなさんの健闘を、スイラボは心から応援しています!

