管楽器リペアマンって儲かるの?年収・資格・失敗談を本人に聞いた【スイラボ#11】
管楽器の調整や修理をしてくれる「リペアマン」。気になるけれど意外と知られていない、その年収・資格・仕事の中身を、現役のリペアマン(楽器店の店主)に直接聞きました。スイラボ第11回は、サックスの金ちゃんと打楽器のスナミートが、リペアマンを質問攻め。儲かるのか、資格はいるのか、トランペットの手入れはどうするのか、リアルな話が続々と出てきました。まずは動画でどうぞ。




楽器王では今、管楽器リペアマンの育成プログラムが始まったところ。研修生第1号がクラリネットの修理に挑戦中です。それでは本題へ。
管楽器リペアマンの年収は?ぶっちゃけ儲かるのか
管楽器リペアマンの収入は、働き方で大きく変わります。楽器店に勤めるリペアマンは月給制で、お店によっては修理の売上より人件費が上回ることもあります。それでも「直せる人がいる」こと自体がお店の信頼につながるため、必要とされる仕事です。独立した場合はピンキリで、駆け出しはアルバイトと兼業する人も少なくありません。月の売上は平均して50万円前後が一つの目安、という声もあります。










高収入の裏には、体力的な負担もあります。手作業の修理は1人でこなせる量に限界があり、無理を続けると体を壊しかねません。「楽器リペアマンの大変なこと」として、知っておきたいポイントです。
管楽器リペアマンに資格は必要?なるには専門学校に行くの?
結論から言うと、管楽器リペアマンに国家資格や必須の公的資格はありません。リペアの専門学校や大学のコースはありますが、それは技術を学ぶ場であって、資格そのものではありません。つまり「リペアマンになるには」の正解は一つではなく、専門学校で学ぶ人もいれば、楽器店で見習いとして経験を積む人もいます。参考までに、同じ楽器でもピアノの調律は国家検定の対象ですが、管楽器のリペアにはまだ統一資格がないのが現状です。






資格がないぶん、技術力と信頼がすべて。学校で学ぶか、現場で学ぶか。「管楽器リペアマンになるには」を考えている人は、専門学校の見学と楽器店の求人、両方をチェックしておくと選択肢が広がります。
リペアの失敗談|楽器修理で起きる“やらかし”と修理費用
楽器の修理は繊細な作業で、わずかな力加減や熱で取り返しのつかないことが起きます。木管楽器のタンポ(音孔をふさぐ部品)の交換では、接着剤を火であたためて外しますが、熱を入れすぎるとキーごと外れてしまうことも。金属を変形させてしまう事故もあり、交換になれば数万円から数十万円の費用がかかります。だからこそ、修理は自己流で力任せにせず、専門家に任せるのが安全です。










サックスやクラリネットの修理費用は、症状や部品によって変わります。曲がりやへこみ、タンポ交換などはとくに技術と時間がかかるため、まずは見積もりを取るのが安心です。
楽器の修理は何ヶ月待ち?服部さんの“即できます”の裏側
人気の工房では「修理は3ヶ月待ち」も珍しくありません。ところが服部さんのお店は“即”対応できるそう。その理由には、楽器店ならではの事情がありました。






トランペットの手入れ・掃除の頻度は?金管こそ内側のケアを
トランペットなどの金管楽器は「壊れるまで放置」しがちですが、定期的な手入れと掃除が音を左右します。とくに汚れやすいのが、口元に近いマウスパイプ。ここは管の中で最も細く、汚れがたまると内径(テーパー)が変わり、楽器本来の鳴りが損なわれます。手入れの頻度の目安は、演奏ごとの水抜きと拭き上げに加えて、定期的な管内の洗浄。ときどき抜き差し管を外して中を覗く習慣をつけると、トラブルを防げます。








手入れの基本は、演奏後に水分を抜いて拭くこと、そして定期的に管内を洗うこと。トランペットの掃除道具(クリーニングスワブやブラシ)を使えば自宅でもケアできます。不安なときは楽器店で点検してもらいましょう。
まとめ
管楽器リペアマンの年収・資格・仕事のリアルが見えた回でした。儲かるかどうかは働き方しだい、資格は不要でも技術がすべて、そして手入れ次第で楽器の鳴りは変わる。職人さんへの見方が、少し変わったのではないでしょうか。
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