フルートあるある「“予告なく価格変更”します」 それ、吹奏楽あるあるです。第28話
「製品は予告なく価格変更になる場合がございます」――フルートのカタログには、必ずこの一文がある。がんばれば届きそうな値段を見つけて決意し、楽器店へ向かった先に待っていたのは……フルートあるある第28話は、そんな”時価の洗礼”をお届けします。

フルートあるある:「製品は予告なく価格変更」という”時価の洗礼”
フルートは管楽器のなかでも価格幅が特に大きい楽器だ。入門モデルは5万円台から、素材・仕上げにこだわった総銀製・手工品になると100万円超も珍しくない。そのうえ、銀や金といった素材の市場価格・為替・製造コストの変動を受けて価格改定が起こる。カタログの片隅に記された「製品は予告なく価格変更になる場合がございます」は、単なる定型文ではなく、フルートを買おうとした人が必ず一度は直面する現実の一文だ。
カタログの値段が「参考価格」になる
フルートを購入しようとする多くの人が最初に行うのが、カタログやメーカーサイトでの価格確認だ。「この機種なら手が届くかも」と試算して意を決し、数か月後に楽器店を訪れると、価格が改定されている。このズレが起きるのは、管楽器業界では原材料の相場に応じた価格改定が年単位ではなく、市場の動向に合わせて行われることがあるからだ。管楽器あてクイズでフルートの素材や特徴を確かめてみると、価格と素材の関係がよくわかる。
価格が動く理由はちゃんとある
フルートの主な素材は洋銀・銀・金・プラチナ。特に銀・金は金属市場の相場に直結するため、相場が動けば楽器の価格も連動する。くわえて、海外メーカーの場合は為替の影響も受ける。「なんで値段が変わるの?」という疑問には、「本当に時価に近い要因が重なっているから」というのが正直な答えだ。カタログの一文は伊達ではない。
フルートあるある「予告なく価格変更」のサイクル
フルートパートの先輩から後輩へ語り継がれる、価格変動あるあるのサイクルはこんな感じだ。
- カタログで「この機種、ギリ手が届く」と計算する
- 数か月後、楽器店で値段が変わっていることを知る
- カタログの隅に「製品は予告なく価格変更になる場合がございます」を今さら再読する
- 翌年また同じことをする
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