このままじゃ吹奏楽部が崩壊する?!部活動の地域移行の課題を考える【スイラボ#17】
少子化が進むなか、中学校の部活動を地域のクラブへ移す「地域移行(地域展開)」が進んでいます。吹奏楽部も、その例外ではありません。スイラボ第17回は、いつものゆるさから一転して真面目回。東洋経済オンラインに掲載された吹奏楽部の地域移行をめぐる記事をもとに、これから吹奏楽部が直面する課題を、3人で本気で議論しました。少し耳の痛い話もありますが、ぜひ最後まで。まずは動画でどうぞ。



①なぜ吹奏楽部は「地域移行」しないといけないのか
部活動の地域移行は、しばしば「教員の働き方改革が原因」と誤解されます。でも本質は、もっとシンプル。少子化です。子どもが減れば、これまでの形で部活を維持するのは難しくなります。中学校の吹奏楽部は、いずれ学校単位ではなくなり、地域のクラブへ移っていく——まずは、これが大前提です。





②課題1:お金がない
学校の部活動は、備品も、練習場所も、指導してくれる先生も、税金(公費)でまかなわれてきました。これを地域でそのままやろうとすると、その土台の予算を自分たちで用意しなければなりません。部費を集めても、活動に必要なお金の1割にも満たないのが現実。楽器の置き場所ひとつとっても、一般の吹奏楽団が日々頭を悩ませている問題です。





③課題2:プロへの道と、「吹奏楽らしさ」
もう一つの課題は、吹奏楽部には野球やサッカーのような「プロへの道」が直結していないこと。さらに記事は、吹奏楽がクラシックやジャズといった他ジャンルの編成を土台にしてきたぶん、「これぞ吹奏楽」というオリジナルの形が見えにくい、という点にも踏み込みます。だからこそ、生き残るには独自の価値——エンタメ性や、アートとしての確立が必要だ、という議論になりました。






クラシックに任せる部分は任せ、吹奏楽は「見せ方」や舞台演出で独自色を出す——服部さんの楽団もそんなエンタメ性を大切にしています。正解は一つではなく、それぞれが自分の形を作っていくことが、生き残りの鍵になりそうです。
④これからどうする|「全部やってみる」という構え
課題は重いものばかり。でも、ネクストウィンズ・ジャパンの顧問・高岡先生(部活動の地域移行に取り組む専門家)の言葉が、ヒントになります。「思いつくことを、全部やってみなさい。いつかまとまる時が来る。他の人が違うことをやっていても、ゆるくつながって、否定しないこと」。今は、いろいろな試みが緩やかに共存していい時期なのかもしれません。





まとめ|見て見ぬふりを、やめよう
少子化のなかで、吹奏楽の文化をどう残していくか。お金、プロへの道、独自性——課題は山積みですが、まずは見て見ぬふりをしないことが第一歩です。あなたは、吹奏楽部の地域移行をどう考えますか。賛成でも、反対でも、ぜひ動画のコメントで聞かせてください。
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