2025年の吹奏楽界を総まとめ|リード値上げ・部活動の地域移行【スイラボ#7】

2025年も残りわずか。吹奏楽部員や愛好家にとって、今年はどんな一年だったでしょうか。スイラボ第7回は年内最後の放送として、3人が2025年の吹奏楽界を総まとめ。記録的な値上げ、本格化した部活動の地域移行、そして年末の大掃除トラブルまで、現場の悲鳴と喜びが入り混じった一年を振り返ります。まずは動画でどうぞ。

①記録的な「値上げ」|リード代が辞めるレベルに

2025年、吹奏楽界を襲った最大のトピックは物価高騰でした。とくに木管楽器奏者にとって死活問題なのが、消耗品のリード代です。

服部
服部
2025年最大のトピックは、やっぱり物価高騰。
金ちゃん
金ちゃん
リードが高すぎる。バリトンサックスのリード、5枚で8000円近い。
スナミート
スナミート
1枚1600円!?
金ちゃん
金ちゃん
毎月買い続けると、年間5〜6万円。正直、辞めるレベル。
服部
服部
スタジオやホールのレンタル料も、電気代高騰で上がってる。
服部
服部
だからうちは、国産リードの開発と、中古を再生して安く出す「楽器バンク」に力を入れる。
スイラボ第7回 値上げを語る
バリトンサックスのリードは5枚で約8000円。年間コストは5〜6万円にも。

リードは消耗品で、木管奏者は毎月のように買い替えます。バリトンサックスのリードは5枚で約8000円(1枚あたり約1600円)、年間のランニングコストは5〜6万円に達することも。楽器本体だけでなく、練習場所のレンタル料も電気代高騰で上昇し、音楽を続ける経済的ハードルは年々上がっています。こうした状況に対し、国産リードの開発や、中古楽器を再生して安価に届ける「楽器バンク」のような取り組みが、いっそう重要になっています。

②部活動の「地域移行(地域展開)」の現在地

もう一つ、2025年の大きな変化が、中学校の部活動を地域クラブへ移す「地域移行(地域展開)」の本格化です。現場では混乱も続いていますが、希望のニュースもありました。

服部
服部
もう一つ大きいのが、部活動の地域移行。
スナミート
スナミート
現場は、まだ混乱してますよね。
服部
服部
混乱してるのは、動いてる証拠。山口県では、地域クラブが全日本コンクールの県大会で金賞を取った。
金ちゃん
金ちゃん
新しい形の、成功例だ。
服部
服部
少人数のバンドが増えて、「指揮者は本当に必要か」って議論も出てる。
スイラボ第7回 地域移行を語る
混乱は変革の証。複数校が集まる地域クラブから、コンクール金賞の成功例も。

部活動の地域移行は、指導者不足や教員の負担軽減を背景に進む大きな制度変化です。移行期ならではの混乱は各地で続いていますが、山口県では複数の中学校から集まった地域クラブがコンクール県大会で金賞を獲得するなど、新しい形の成功例も生まれ始めています。少人数化にともない、本番での指揮者の在り方など、これまでの常識を問い直す議論も活発になっています。

③年末の大掃除と「本番前トラブル」あるある

年末といえば大掃除。吹奏楽部の棚からは、今年も数々の“謎の遺物”が発見されました。

スナミート
スナミート
年末の大掃除、打楽器の棚から謎の遺物が出てくる。
服部
服部
誰のか分からないシンバルとか、昭和55年頃の古い楽器とか。
金ちゃん
金ちゃん
もはや出土(笑)
スナミート
スナミート
あと、本番前に限ってリガチャーが消えたり、リードが割れたり。
服部
服部
2025年も、発生率100%(笑)
スイラボ第7回 大掃除を語る
棚の奥から昭和の楽器が出土するのは、吹奏楽部の年末あるある。

「本番前に限ってリガチャーがなくなる」「リードが割れる」といったトラブルは、2025年もほぼ100%の確率で発生。今年はインフルエンザ等の流行で、定期演奏会に出られない子が出てしまう切ない場面もありました。一方で大掃除では、誰の持ち物か分からないシンバルや昭和の楽器が“出土”するのも、変わらない年末の風物詩です。

まとめ|厳しくても、本質は変わらない

2025年は、パパになり、SNS担当として本格始動した金ちゃん、身軽になって新しい挑戦を始めた服部さんと、メンバーそれぞれにも大きな変化がありました。厳しい経済状況や制度の変化は続きますが、「やりたい人が集まって音楽をやる」という本質は変わりません。2026年も、スイラボは吹奏楽界を熱く盛り上げていきます。